一生効果が続く豊胸手術

医師21

巷にはバストサイズがアップすると言われているマッサージ法や、サプリメントなどが溢れています。ですが、これらは確実にバストアップできるとは言えません。一生、ボリュームのあるバストをキープしたいというなら、やっぱり豊胸手術を受けるのがおすすめです。

1度、施術を受ければ半永久的にバストサイズがキープできる、「シリコンバッグ豊胸術」についてまとめてみました。

シリコンバッグ豊胸術は一生効果が持続する

シリコンバッグ豊胸術は「プロテーゼ豊胸」などとも言われている豊胸手術です。文字通り、人工シリコンをバストに挿入してバストのサイズを大きくします。以前、バッグ豊胸術では生理食塩水で作られらシリコンが使われていましたが、最近はより自然なバストの見た目と触り心地を再現し、なおかつ安全性に優れたソフトコヒーブシリコンというシリコンを使うクリニックが増えているようです。

ソフトコヒーブシリコンは万が一、バストに強い衝撃を受けても、シリコンの中身が漏れ出さないという特徴があります。シリコンでの豊胸手術は見た目や触り心地が不自然で、破損する危険性があるというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ソフトコヒーブシリコンであればこのような心配は不要です。

シリコンは時間が経過しても体内に吸収されない素材で作られています。ですので、1回の手術で一生バストのサイズをキープできるという訳です。

バストアップできる大きさは使用するシリコンの大きさによって変わります。小さ目のシリコンを選べば1カップ程度、出来る限りバストアップしたい!という場合は、大き目のシリコンを選んで3カップ程度のバストアップが可能です。

大きいサイズのシリコンを選べば、かなりのバストアップが期待できます。一生、バストアップの効果が続く、そしてバストアップできるサイズが大きいということもあり、小さいバストに悩んでいるという人にシリコンバッグ豊胸術はおすすめです。

施術法を知ろう

シリコンバッグ豊胸術といってもシリコンを挿入する位置によって施術法が変わってきます。シリコンを入れる位置によって仕上がりなどが変わってくるので、施術を希望する人は事前にその違いをチェックしておくと良いでしょう。

現在、多くの美容外科クリニックで行われているシリコンバッグ豊胸手術の施術法は、乳腺下法・大胸筋下法・大胸筋膜下法の3つに分けられます。乳腺下法は乳腺と大胸筋表面の筋膜との間を剥離して、その間にシリコンを挿入するという施術法です。

谷間を作りやすい・妊娠や授乳を経てバストが下垂してしまった女性に向いています。また他の施術法と比べると術後、バストが柔らかく仕上がるというのも特徴です。大胸筋下法は脇の下の目立ちにくい部分を切開したのち、大胸筋という胸板の筋肉と肋骨との間を剥離して、その部分から部分シリコンを挿入してバストサイズのアップを図ります。

シリコンの上に大胸筋前方筋膜や大胸筋がくる形となるので、表面に挿入したシリコンの形が浮き出てきにくいのが特徴です。元々、バストの脂肪が少ない痩せ型の人に向いています。大胸筋膜下法は大胸筋膜と大胸筋の間にシリコンを入れる術式です。

シリコンの上に大胸筋膜があるので、大胸筋下法と同じくバストの脂肪が少ないという人におすすめです。大胸筋膜下法は比較的、新しい施術法ということもあり日本国内では、取り入れているクリニックがまだ少ないようです。

もし大胸筋膜下法を受けたいという場合は、豊胸手術を得意とするクリニックを選ぶと良いでしょう。

事前にチェックしておきたいポイント

シリコンバッグ挿入法ではバストにシリコンを挿入するため、身体の一部分を切開することになります。日本国内の美容外科クリニックで多く採用されているのは、ワキの下を切開する方法です。ワキの下であればバストに傷ができることもなく、術後に跡が目立ちにくいというメリットがあります。

ただ、大きいサイズのシリコンを使いたいという場合、ワキの下からだど挿入しにくいため他の部位を切開することになるかもしれません。ワキの下以外にシリコンを入れるため切開する位置としては、乳輪の周りとバストの下が挙げられます。

乳輪周りは海外ではポピュラーに行われている術式です。バストの下を切開する方法は、シリコンを挿入するまでの位置が短いため技術的に簡単で、安全性が高いとされています。バストの下を切ると聞くと術後の痛みが強いのではと、不安に感じてしまうかもしれませんが以外と他の施術法よりも痛みは少ないとされています。

豊胸手術を受けるという際、多くの方が費用を気にするのではないでしょうか。豊胸手術を初めとする美容整形は、全て健康保険が適用されない自由診療です。自由診療ということもあり同じ手術であっても、各美容外科クリニックで費用が異なります。

シリコンバッグ豊胸術も例外ではありません。費用の相場は約60万円から120万円ほどとなっています。クリニックによってはもちろん、どのような術式で施術を行うのか、そして使用するシリコンのサイズなどによっても費用は変わってきます。

シリコンバッグ豊胸術を受ける場合は、カウンセリング時に最終的にかかる金額を、しっかり説明してもらうのが大切です。

シリコンバッグ豊胸手術のダウンタイム

シリコンバッグ豊胸術はメスを使う美容整形です。美容整形を受けるにあたり、必ずチェックしておきたいのが「ダウンタイム」の存在です。ダウンタイムとは美容整形を受けてから、回復するまでにかかる期間のことと言います。

基本メスを使う美容整形のほうが、ダウンタイムは長くなる傾向にあるようです。シリコンバッグ豊胸術の場合、術後の痛みは約2週間から4週間程度続きます。痛みがあまりに強いという場合は、クリニックから処方された鎮痛剤を服用するなどして対処しましょう。

シリコンを挿入するために切開した部位が腫れる症状は、2ヶ月程度で改善するのが一般的です。術後、3日程度したらシャワーを浴びてもOKとされています。入浴できるようになるには、抜糸をしてからです。抜糸となるタイミングは術後、約1週間程度というケースが多いようです。

日頃からワイヤーが張っているブラジャーを着用する女性も多いですが、シリコンバッグ豊胸術後は、バストへの負担を考えてノンワイヤーのブラジャーを選びましょう。ノンワイヤーのブラジャーを身に着けた方が良いと言われている期間は、術後約3ヶ月程度となっています。

他の豊胸手術は一生効果が続かない?

シリコンバッグ豊胸術の他にも美容外科クリニックでは、いくつか豊胸手術を行っています。

他の豊胸手術では一生、バストアップの効果がキープされないのか気になる人もいるでしょう。効果がキープされる期間は個人によって変わりますが、やはりシリコンバッグ豊胸術以外だと一生持つということは言えないようです。

例えば、プチ整形として知られているヒアルロン酸注入法の場合、バストに注入したヒアルロン酸は時間の経過と共に体内に吸収されてしまいます。注入したヒアルロン酸は半年から1年、持続型ヒアルロン酸であっても3年程度で吸収されてしまうようです。

ヒアルロン酸注入法でバストのサイズをキープするには、定期的に施術を受けなければいけません。自分の身体についている脂肪をバストに注入する脂肪注入法も、ダイエットなどで注入した脂肪が落ちてしまうリスクがあります。

やはり一生持つ豊胸手術を希望するという場合は、身体に吸収されないシリコンを使うシリコンバッグ豊胸術が最適です。